最近、日本に毒親が増えているとの声をよく耳にします。そもそも、毒親とはどういう親を意味しているのか、ご存じでしょうか。実際にお子さんがいる方や、あなたのご両親、身近なママさんに毒親っぽい人はいませんか。子供の個性や生きやすさが失われないうちに、今回は毒親になる母親の特徴や、日本に毒親が多すぎる理由を紹介します。
毒親はどういう親なの?
毒親といっても明確な定義がされているわけではありませんが、子供の毒になる親のことを毒親と指しています。例えば、干渉しすぎ、過保護、価値観の押し付けなどが子供にとって毒となってしまうわけです。しかし、このような親の下で育てられているうちは、自分の親が毒親ということになかなか気づけないのが問題視されています。
毒親に育てられるとどうなる?①自己肯定感が低い
幼いころから、なんでもかんでも親にやってもらうという、いわゆる過保護な環境で過ごしてしまうとやってもらって当たり前の感覚が根付いてしまいます。親の言うとおりに過ごすことで自立性を失い、自信が持ちにくい性格になってしまいます。また、愛情を注がれていたと思いきや、突然突き放されるということもあると、信用できなくなってしまいます。
毒親に育てられるとどうなる?②依存しやすい
親から何かを制限や禁止されていたことがある場合、大人になってから自由になった分、何かに依存しやすくなります。ギャンブルやアルコール、異性関係への依存が強くなりやすいと言われており、特に恋人関係においては優しくされるとすぐに好きになってしまいがちです。表面上では優しくても、実際に付き合ってみるとDV気質の相手だったということもあります。それでも優しくされると許してしまうのが毒親に育てられた子供の特徴です。
毒親になりやすい母親の特徴は?①自分の価値観を押し付ける
自身の価値観を押し付けるタイプは毒親になりやすいです。子供が良かれと思ってやった行動も、自分だけの基準でダメだと決めつけてしまっては、子供は自分の意志で何もできなくなってしまいます。それも子供のための行動だと思うのが親心だという気持ちもありますが、時には一人の人間として厳しく教育するのも大切です。
毒親になりやすい母親の特徴は?②大人になっても口をはさむ
ある程度子離れ、親離れするはずの時期になっても、自分の子に何かと口をはさむ親がいますが、このタイプも毒親になりやすいです。例えば、就職がなかなか決まらない状況や、結婚相手が見つからない状況の中で、「まだ就職先決まらないの?」「まだ彼女もいないの?」などと口をはさんでしまうと、子供のプレッシャーになりかねません。親の期待に応え続けないといけないということにストレスを感じてしまいます。
なぜ日本に毒親が多いのか?
日本に毒親が多い理由は、不完全な人間が人間を育てようとしていることが挙げられます。これは当たり前な話ですが、初めて人間を生んで赤ちゃんから大人になるまで、完ぺきに育てられるわけでもないし、自分が産んだ子であれば必要以上に愛着が湧いてしまい、甘やかしてしまいます。その対策として、国として子を教育するための親への教育する場を設けたり、子育てのしやすいように、職場環境や生活環境などを整えたりする必要があるかと思います。未だに、自ら命を絶つ親もいるのが事実なので、まずは親のケアをする必要があるかもしれません。
まとめ
今回は、毒親になりやすい母親の特徴や日本に毒親が多い理由についてお伝えしました。最近の小中学生は、親だけでなく、スマートフォンを使ってのオンライン上でのコミュニケーションも増えています。親からの影響に加えて、外部からの影響も増えるということは、ますます幼少期、少年期の教育が重要になることがわかります。全世代が生きやすい世界を作っていきたいですね。最後まで読んでいただきありがとうございました。