標準体重で健康的な体づくり:正しいダイエット方法

ご存知の通り、肥満は糖尿病や動脈硬化など、さまざまな健康問題を引き起こす原因となっています。

肥満の判定にはBMI(Body Mass Index:体格指数)が用いられ、

BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗

の計算式でBMIを求めることができます。

日本肥満学会では、統計的に最も病気になりにくい体重とされる標準体重(適正体重)をBMI=22と定めています。

基本は食事制限と有酸素運動

 太る原因は、1日の消費カロリーよりも摂取カロリーが上回ることにあります。そこで、食事制限を行い、摂取カロリーを減らすことで減量に繋げることができます。

また、同時に運動して消費カロリーを増やすよう心掛けましょう。

特に、酸素を使って脂肪を燃焼させるジョギング、ウォーキング、水泳といった有酸素運動を継続的に行うことが、特にダイエットに効果があるといわれています。

運動を開始してからおよそ20分後に体脂肪の消費が始まるといわれていることから、ダイエット目的で有酸素運動を行う場合は、毎日20〜30分を目安に行うことが望ましいでしょう。

メディカルダイエット

どうしても痩せられず悩んでいる方は、医師のサポートを受けながら医療機関で行うメディカルダイエットを検討してみてはいかがでしょうか。

メディカルダイエットでは、食欲を抑える効果があるリベルサスなどのメディカルダイエット用の薬を内服することで体重減少を目指します。

リベルサスの有効成分であるセマグルチドは、「経口GLP-1受容体作動薬」に分類される2型糖尿病の治療に用いられる医薬品ですが、高度肥満症の治療薬としても承認されている薬です。

一般的に3ヶ月ほどで効果が現れることがわかっており、継続的に飲み続けることで、内服をやめた後でもリバウンドの可能性が低いことが認められています。