ADHDに自閉症も!発達障害を公表している有名人まとめ

昨今では、発達障害という括り方をよく耳にするようになりましたね。勉強や運動が過剰に苦手だったり、人とのコミュニケーションが苦手だったり、そうかと思えば自分の好きな分野ではその才能を発揮し、頭一つ抜きん出たセンスや魅力を兼ね備えている人も。健常児というのは、その全てにおいて平均的な発達を遂げている子どものことを指しますが、発達障害というのは、何も「障害者」「人より劣っている」というわけではないと、最近の医学では提唱されています。では、一体どんな発達障害があるのかも気になりませんか?今日は、発達障害 有名人を例に挙げて、その特性を見ていきましょう!

発達障害の主な種類

ADHD(注意欠如・多動性障害)

  • 集中力が続かない
  • 朝が苦手で、長時間寝ても寝た気がしない
  • 片付けや整理整頓ができない
  • 忘れ物や落し物が多い
  • 約束を忘れて違う行動をしてしまう
  • じっとしていられない
  • 衝動的に手が出てしまう
  • おしゃべりが止まらない
  • 無意識に身体が動いてしまう
  • 自己抑制が苦手で、感情のコントロールができない
  • 物事を順序だてて行うことができない

自閉症スペクトラム

  • 人の気持ちを理解するのが苦手で、自分勝手な言動が多い
  • 人への関わり方が一方的
  • 人と関わるのが嫌い
  • 空気が読めない
  • 本音と建前の区別がつかない
  • 冗談が苦手で、思ったことをそのまま口にしてしまう
  • 会話が一方的で、噛み合わない
  • 実際に目の前にないことを想像できない
  • 暗黙の了解が理解できない
  • 興味がある事に過集中してしまい、気持ちの切り替えができない
  • 音や匂いなどの感覚が過敏
  • こだわりが強く、イレギュラーな状態に混乱してしまう
  • 計算や記憶力が突出している

学習障害

  • 数を数えるのが苦手
  • 時計が読めない
  • 1桁の計算が暗算できない
  • 九九が覚えられない
  • 字を覚えられない(ひらがなですら間違える)
  • 聴力は正常なのに、言われた言葉を聞き間違えることが多い
  • 「ろ」や「る」など似ている文字を間違えて読むことが多い

発達障害 有名人で公表している人

ADHD(注意欠如・多動性障害)

  • 長嶋茂雄:相手チームの顔色が読めない、1つのことに集中しすぎてしまう
  • ウィル・スミス:衝動性が強い
  • 黒柳徹子:多動で小学校を退学になっており、計算障害もある
  • ジミー大西:コミュニケーション力は乏しいが、絵の才能だけが天才的
  • 深瀬慧(SEKAI NO OWARI):幼少期から勉強が苦手でケンカっ早く、思春期には二次障害で精神科に入院したことも

自閉症スペクトラム

  • 米津玄師:人とコミュニケーションがとれない、知的障害を伴わない高機能自閉症
  • スティーブ・ジョブズ:やると決めたことは必ずやり遂げないと気が済まない性格
  • 栗原類:物の位置が少しでもずれていると気分が悪くなる、大きな音や声を恐れる聴覚過敏も
  • イーロン・マスク:常に頭で考え事をしているため、シャツのボタンも閉められない、ADHDの特性を含むアスペルガー症候群

学習障害

  • ミッツ・マングローブ:字が認識できず、全てを絵にしてイメージで覚える学習法で、慶応義塾大学法学部に合格している
  • トム・クルーズ:難読症を患っており、字がほとんど読めないのでセリフを録音し覚えている

まとめ

さまざまな発達障害 有名人をまとめてみました。みなさん、いろいろな分野で華々しく活躍されている人たちばかり。まさか発達障害を抱えているなんて思わなかった!という人も多いのではないでしょうか。この結果で分かる通り、発達障害というのは決して全てが「障害」となる特性ではなく、工夫次第で社会を生き抜いていけますし、むしろ弱みの裏に隠された強みは、常識を超えたレベルであるケースも多いのです。発達障害は天才と紙一重だという意見もあり、今後ますます、その脳のメカニズムに注目が集まりそうですね。