「チェリー」や「ロビンソン」といった名曲で知られるスピッツ。爽やかなメロディと透明感のある歌声が魅力のバンドですが、なぜかスピッツのメンバーが死亡という不穏な噂を耳にすることがあります。
実際のところ、メンバーは全員健在で活動を続けているのですが、こうした噂が広まった背景にはいくつかの理由があるんです。今回は、その真相と宗教的なイメージについて詳しく見ていきましょう。
スピッツのメンバーは本当に亡くなっていないの?
まず結論からお伝えすると、スピッツのメンバーは誰一人として亡くなっていません。
全員が現役で活躍中の事実
1987年の結成以来、草野マサムネさん(ボーカル・ギター)、三輪テツヤさん(ギター)、田村明浩さん(ベース)、﨑山龍男さん(ドラム)の4人は、一度もメンバーチェンジすることなく活動を継続しています。2024年末には大型フェスに出演し、変わらぬパフォーマンスで多くのファンを魅了しました。
結成から約40年という長い歳月を経ても、オリジナルメンバーのまま走り続けているバンドは珍しく、それこそがスピッツの大きな魅力になっています。メンバー全員が揃って現役で活動している姿は、ファンにとって何よりも誇らしいことですよね。
「スピッツのメンバーが死亡」という噂が生まれた背景
では、なぜこんな噂が広まってしまったのでしょうか。
三輪テツヤさんの肺がん闘病が誤解を招いた
2006年、ギタリストの三輪さんが人間ドックで肺がんを発見しました。幸いにも初期段階だったため手術は成功し、現在も元気にステージに立ち続けています。
ただ、「がん」という言葉の持つ重みから、一部で「亡くなったのでは」という誤った情報が流れてしまいました。三輪さんの父親も同じ病で亡くされた経緯があり、本人も早期発見の大切さを訴えています。この出来事が「スピッツのメンバーが死亡」という噂の大きな要因となったようです。
草野マサムネさんの活動休止も影響
2011年、ボーカルの草野さんが急性ストレス障害を発症し、予定されていた全国ツアーを延期する事態となりました。東日本大震災の直後という時期も重なり、多くのファンが心配したことを覚えています。
さらに、草野さんは10年間にわたってストーカー被害に遭っていたことも後に明らかになりました。繊細な性格の草野さんにとって、こうした状況は大きなストレスだったはずです。「活動休止」という言葉が独り歩きし、「重病なのでは」という憶測を呼んでしまったんですね。
歌詞に込められた「死」のイメージ
草野さんの書く歌詞には、死や別れをテーマにした作品が少なくありません。本人も「死とセックスをテーマにしている」と語っており、楽曲の中にそうした要素が織り込まれています。
「君が思い出になる前に」では別れを正面から描き、「水色の街」については草野さん自身が「自死をイメージした」とコメントしています。小学生の頃に祖父を相次いで亡くした経験が、こうした死生観につながっているようです。
爽やかなメロディの裏に潜む深いテーマ性が、スピッツのメンバーが死亡という噂と結びついてしまったのかもしれません。
スピッツが宗教的と言われる理由とは
「スピッツは宗教団体と関係がある」という噂も、たびたび耳にします。
実際には無宗教を公言
メンバーは過去のインタビューで無宗教であることを明言しています。創価学会などの宗教団体との関わりを示す証拠も一切ありません。
ではなぜ宗教的だと言われるのでしょうか。
楽曲に登場する「神」というワード
スピッツの曲には「神」という言葉がしばしば登場します。といっても、これは特定の宗教を意識したものではなく、詩的な表現として使われているだけなんです。
また、「水色の街」や「君が思い出になる前に」といった楽曲が持つ静かで厳かな雰囲気が、宗教的な印象を与えているのかもしれません。草野さんの独特な世界観が、聴く人によっては神秘的に感じられることもあるでしょう。
熱心なファンの姿が信者のように見える
スピッツの音楽に魅了されたファンの熱狂ぶりが、まるで信者のように映ることもあるでしょう。4人が紡ぎ出す音楽には、人々を惹きつける不思議な力があります。
多くの有名アーティストがスピッツから影響を受けており、RADWIMPSの野田洋次郎さんやあいみょんさんもその一人です。こうした影響力の大きさも、宗教的なイメージと結びついているのかもしれませんね。
誤情が拡散されたのはなぜ?
SNSや検索エンジンは便利な反面、誤った情報が瞬く間に広がってしまう側面も持っています。
「スピッツ メンバー 死亡」というキーワードが検索候補に表示されると、不安になった人がさらに検索し、結果的にそのワードが定着してしまうという負の連鎖が生まれました。
断片的な情報が独り歩きし、事実と異なる内容があたかも真実のように見えてしまう。これは現代のネット社会が抱える大きな問題です。まとめサイトなどで誤った情報が拡散されると、それを信じてしまう人も出てきます。
スピッツ人気とメンバー愛!
スピッツは現在も4人全員が元気に活動しており、2022年には結成35周年を迎えました。「ロビンソン」は200万枚以上の売上を記録し、今もカラオケランキングの常連曲として愛され続けています。
メンバー同士の仲も良く、一緒に温泉に入ることもあるというエピソードも。草野さんの作る曲に対して他のメンバーが絶大な信頼を寄せていることからも、強い絆で結ばれていることが分かります。
まとめ
「スピッツのメンバーが死亡」という噂は、三輪さんの病気や草野さんの活動休止、そして歌詞に込められた死生観などが複雑に絡み合って生まれたデマでした。
宗教的と言われるのも、楽曲の持つ独特の世界観や熱心なファンの存在が理由であり、実際には無宗教です。
大切なのは、噂に振り回されず正確な情報を確認すること。スピッツは今も変わらず素晴らしい音楽を届けてくれています。これからも4人の奏でる音楽を、安心して楽しんでいきたいですね。
