パリオリンピックへの切符!日本競泳

2024年7月26日から8月11日まで、フランスのパリにて開催されるオリンピック・パリ大会。観光地としても世界屈指の都市であるパリとあって、早くから現地で応援しようと計画しているスポーツファンがいる反面、自宅からオンライン中継で応援する予定の方も多いかと思います。最近ではベラジョンカジノ ボーナスなどを利用して、スポーツベッティングと合わせて観戦するという楽しみ方も選択できるようになりました。選手たちの熱い挑戦は、いつの時代でも観客の心をとらえて離しません。先日、東京アクアティクスセンターで行われた競泳のオリンピック選考会でも、様々なドラマがありましたが、なかでも人々の注目を集めたのは、100mバタフライの池江璃花子選手の復活劇ではないでしょうか。

期待の若手選手として

3歳から水泳をはじめたと言われている池江璃花子選手。5歳の頃にはクロール、背泳ぎ、バタフライ、平泳ぎで50mを泳げるようになり、2013年、12歳の時に全国JOCジュニアオリンピックカップ春季大会では50m自由形で優勝を飾ります。そして、2016年に開催されたリオデジャネイロ・オリンピックに16歳ではじめて日本代表として出場、100mバタフライで5位入賞を果たします。その後、2018年のアジア競技大会で金メダルを獲得し、世界的な注目を浴び、来たる東京オリンピックでのメダル獲得を期待されていました、。しかし、そこで思わぬ生涯が立ちはだかります。2019年に白血病の診断を受け、治療に専念するため競技から離れざるを得なくなったのです。

不屈の精神

病気の治療はつらく厳しいものだったと言われていますが、池江選手が競泳をあきらめることはありませんでした。10ヶ月間という長い治療期間を終えると、2020年8月に東京都特別水泳大会で実戦への復帰を果たしたのです。2021 年1月の北島康介杯での女子100m自由形で4位、2月のジャパンオープンでは女子50m自由形で2位と順調な復調を見せたあと、2021年の日本選手権で見事、東京オリンピック代表に内定を獲得。白血病と診断されてから約2年で東京オリンピックの4×100メドレーリレーの出場権を獲得し、決勝進出に貢献しました。病気という困難に立ち向かいながらも、強い意志と努力で競技復帰を果たし、夢に向かって突き進む池江選手の姿は、多くの人々に感動を与えました。

メダルをめざして

先日行われたオリンピック選考会では、女子100mバタフライ決勝で、57秒30という派遣標準記録(57秒34)を突破し2位に入った池江選手。競技後には「本当にうれしい。その気持ちでいっぱい」と、手を合わせてプールに深く一礼する姿も見られました。競技中は非常に真剣に取り組む一方で、普段は笑顔が絶えないという池江選手は、ファンやメディアにとっても親しみやすく、その人柄の良さでも人気を集めています。そんな彼女が、見事に世界の舞台に戻ってきました。